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チベット医学(四部医典)タンカ5 人の懐胎から出産について

受胎について
女性は12才〜15才から月経が始まり受胎することが可能になります。
胎児の形成には受胎することが出来る精液と経血が必要である。
(チベット医学では卵という概念ではなく経血をその機能として考えているようです)
胎児の形成
父の精から骨、脳、髄が生じ、母の経血から肉、血、五臓六腑が生ずる。胎児の霊魂から五官の感覚が生じる。五行の中の水から血・味覚・体内の液体が生じる。火から体温・皮膚の色・視覚が生じる。風から呼吸・触覚が生じる。天から孔竅・聴覚が生ずる。
胎児の栄養は、母体の臍、子宮、左右の脈を通じ送られる。
胎児の発育
第1週、精血が混合する。
第2週から第6週は、凝結してチーズ状、ヨーグルト状にになり硬い塊になり性別があらわれ、臍帯が形成し、命脈を形成する。
第7週から第9週は、眼を形成し、頭部が現れ、胸腹部を形成する。
ここまでの発育を魚期と呼ばれます。
第10週から第17週は、肩と寛骨が突出し九竅・五臓六腑・手足が形成され内外結んで脈を形成する。
ここまでの発育を亀期と呼ばれます
第18週から第35週は、筋肉・脂肪・靭帯・筋腱・骨・髄が形成し皮膚が完成する。九竅が開通し、頭髪・汗毛・手足の爪が形成される。臓腑が成熟し、呼吸を開始し記憶も開始される。胎児の全身が成熟し身長も伸び、母体と互いに影響をしあう。
ここまでの発育を豚期と呼ばれます
36週〜37週は、胎児は母体内で動き始めそろそろ母体から独立するように考える
38週は、胎児は転倒し分娩の準備を始める
出産
出産には出産経験のある女性が立会い、臍の緒を切ってもらい新生児を取り上げます。産後は、人が付き添って面倒をみてもらい休養と栄養が必要となります。

参考文献

四部医典系列挂図全集 西蔵人民衛生出版社
癒しの医療チベット医学 タムディン・シザー・ブラッドリー著 訳 井村浩次 山元謙一 ビイング・ネット・プレス
チベット医学 イェシェー・ドゥンデン著 訳 三浦順子 地湧社
初歩のチベット医学 ドゥルカア・カンガァール 訳 竹内哲士

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